発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術 借金玉

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Twitterで見かけたので購入。もともとこの方のpostはちょっと攻撃的で苦手なんですが、うつ関係ライフハックには参考になりそうなものもあって、その辺まとめた著書なので読んでみました。

本当に生きづらい特性のある人間が基本的にまず生活をするにはどう工夫したらいいか、最低限朝起きて身支度して仕事に行って問題なく業務をこなし帰ってくるにはどうしたらいいんだ!?!!について当事者が冷静に整理してくれている。当事者で、落ち着いていて、それなりに生活が成立していて、その方法をシェアできる人というのはかなり貴重だと思う。実録うつ体験まんがとかもう完治した人のまんがとかは正直飽きたんだよ、今生きづらい人間がそれでも生きるにはどうすればいいか誰か教えてくれ、と常々思っていたので、こういう本が必要。

 

私は別に発達障害ではないので、過集中とか先延ばし感とかものがすぐなくなるとかはわからないんだけど、ものが整頓できない、部屋がごちゃごちゃになってしまう、気持ちの落ち込みを経験している、などの部分はけっこう わかるな〜〜 と思った。朝起きるには!!!!から書いてあるの、まずこれができないことを責めずに解決しようとしてくれてやさしいな…。

いちばん わ、わかる となったのは茶番センサーのところで、「こういうのは茶番だ、もっと誠実に、絶対的な正義にしたがいたい」みたいな変な正義感の強さが出てしまい、円滑なコミュニケーションのためのちょっとした虚飾や適当な相槌や嘘をぜんぶ切り捨ててしまうので人間関係など諸々うまくいかなくなってるというのは身に覚えがありすぎる。これが強まるとASDの空気が読めないというのになるんだな。発達障害と正常発達の人間の間にもグラデーションがあって、自分もその中にいるんだなということに気付かされたし、別に病名ついてなくても生きづらさを解消する手段をこうして見つけてる人がいたら、みんなでどんどん真似させてもらおうと思った。

 

本当はうつとか発達障害とかある人が社会の中に普通に混じっていて、それを申告したら仕事が休みやすくなるとかあればいいんだろうけど、今は世の中こどもや妊婦さんやお年寄りにすらやさしくしなよと言うだけでみんなギャーッと怒ってしまうような空気になってる中で、こういう病気なんで配慮してくださーいなんてとてもおそろしくて言い出せない。やっぱりそういう本人がこういう工夫しながら普通の人にできるだけ擬態して生きるしかないことにちょっとやるせなさも感じます。工夫でしのげる範囲なら本人が頑張るのは必要だけど、周囲にもこう、許容の余裕があったらいいのにねえ。

 

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術